Curriculum
看護学科カリキュラム
医歯連携による専門教育で、看護の理解が深まる
1.地域密着型の多彩な臨地実習
三浦半島内を中心とした総合病院、訪問看護ステーション、高齢者施設、保育園、精神科病院など、身近な医療・福祉現場で実習を行います。3年次には各領域ごとの統合実習を通して、より実践的な学びを深め、地域社会に貢献できる看護師を目指します。
2.学内での充実した演習環境
校内には成人・老年・母性・小児・在宅など、領域別に設備が整った実習室を完備。少人数制での看護技術演習やアセスメント実習により、臨床を想定した実践力を無理なく段階的に身につけることができます。
また、
神奈川歯科大学解剖実習見学の授業を通じて、人体の構造や仕組みへの理解をより深めることができます。 生前にご意思を示され、ご提供いただいたご遺体の臓器を、実際に見たり触れたりする機会が設けられています。医療の基本に触れるこの学びは、知識としての理解にとどまらず、命や献体への感謝の気持ちを育む、非常に貴重な体験です。
3.1年次から積み上げる段階的な学び
1年次には人体の構造や健康支援の基礎など看護の基盤となる知識をしっかりと学び、2年次からは、成人・老年・小児・母性・精神・在宅といった専門的な看護分野へと学びを広げ、3年次には学内演習や臨地実習、統合演習を通じて、知識・技術・倫理観を総合的に育みます。
また本学科の特長のひとつとして、
神奈川歯科大学の教授陣による高度な専門教育が挙げられます。「人体の構造と機能」「病理学」「人体と薬理」「微生物と人間生活」「公衆衛生学」などの専門科目は、歯学部などでの教育経験が豊富な先生が担当。医学・歯学の知見を活かした講義は、看護の専門性をより深く理解できる貴重な学びの機会となっています。
4.多職種連携を重視した教育
神奈川歯科大学附属病院の医師・歯科医師・薬剤師・歯科衛生士・管理栄養士や言語聴覚士・保健師など、さまざまな専門職と関わる機会を通じて、チーム医療に必要な連携力と柔軟なコミュニケーション力を養います。多職種連携の中での看護師の活動や役割から地域包括ケア時代に対応できる看護師の育成を目指します。
5.国家試験合格に向けたサポート体制
授業と国家試験対策がしっかり連動しており、模擬試験・個別指導・直前講座などを実施。過去問分析に基づいた効率的な学習支援を行い、基礎から着実に合格力を高めていきます。
3年間の流れ
1年生
看護師の基礎となる
素養を身につけます
倫理観やコミュニケーション力を養う科目を中心にした「基礎分野」。人体の構造や機能、病気の成り立ちと回復の促進等、医療の基礎を学ぶ「専門基礎分野」。そして看護の基礎を身につける「専門分野」といった、3つの分野を並行して学んでいきます。
2年生
看護師の専門分野における
知識を身につけます
専門基礎分野では、看護がどのように提供されているかの仕組みや看護を研究的にとらえ探求する基本を学びます。専門分野では、発達段階や健康状態に応じたより実践的な内容の修得を目指します。
3年生
看護師の実践の場での
知識と技術を身につけます
3年間の学びの集大成として、臨地実習が中心となります。統合分野では「多職種連携教育」「看護技術の統合」「看護管理」といった科目で、これまで培ってきた学習内容を統合していきます。卒業を目前に看護実践者として必要な知識や技術を身に付ける科目が充実しています。
カリキュラム一覧
■必修科目 ■選択必修科目
| 1年生 | 2年生 | 3年生 | ||
|---|---|---|---|---|
| 基礎分野 | ||||
| 科学的思考の基盤 | ■スタートアップセミナー
■ICT教育 |
|||
| コミュニケーション | ■英語Ⅰ
■英語Ⅱ〈医用英語〉 ■人間関係論Ⅰ ■人間関係論Ⅱ ■海外事情Ⅰ〈欧米〉 ■海外事情Ⅱ〈アジア〉 ■運動科学 |
|||
| 人間と生活・社会の理解 | ■倫理学
■生化学 ■生物学 |
|||
| 専門基礎分野 | ||||
| 専門基礎分野 | ||||
| 人体の構造と機能 | ■人体の構造と機能Ⅰ
■人体の構造と機能Ⅱ ■臨床栄養学 |
|||
| 疾病の成り立ちと
回復の促進 |
■人体と薬理
■病理学 ■病態と治療論Ⅰ ■病態と治療論Ⅱ ■病態と治療論Ⅲ ■病態と治療論Ⅳ ■病態と治療論Ⅴ ■微生物と人間生活 |
|||
| 健康支援と
社会保障制度 |
■社会福祉概論
■医療と法律 |
■公衆衛生学
■社会保障制度の実際 |
||
| 専門分野 | ||||
| 専門分野 | ||||
| 基礎看護学 |
■看護学概論
■ヘルスアセスメント論 ■看護技術論Ⅰ ■看護技術論Ⅱ ■看護技術論Ⅲ ■看護技術論Ⅳ ■看護過程 ■臨床看護総論 |
■看護技術論Ⅴ
■看護技術論Ⅵ |
■看護研究 | |
| 地域・
在宅看護論 |
■地域・在宅看護概論Ⅰ
■地域・在宅看護活動論 |
■地域・在宅看護概論Ⅱ
■地域・在宅看護技術論 |
||
| 成人看護学 |
■成人看護学概論
■成人臨床看護Ⅰ ■成人臨床看護Ⅱ ■成人臨床看護Ⅲ ■成人臨床看護Ⅳ ■成人臨床看護Ⅴ |
|||
| 老年看護学 |
■老年看護学概論
■老年看護学援助論Ⅰ ■老年看護学援助論Ⅱ ■老年看護学援助論Ⅲ |
|||
| 小児看護学 |
■小児看護学概論
■小児看護学援助論 ■小児看護学演習 |
|||
| 母性看護学 |
■母性看護学概論
■母性臨床看護Ⅰ ■母性臨床看護Ⅱ |
|||
| 精神看護学 | ■精神保健 |
■精神看護学概論
■精神病態学 ■精神臨床看護 |
||
| 各論臨地実習 | ■基礎看護学実習Ⅰ
■基礎看護学実習Ⅱ |
■成人看護学実習Ⅰ
■老年看護学実習Ⅰ |
■地域・在宅看護論実習
■成人看護学実習Ⅱ ■成人看護学実習Ⅲ ■老年看護学実習Ⅱ ■老年看護学実習Ⅲ ■小児看護学実習 ■母性看護学実習 ■精神看護学実習 |
|
| 統合分野 | ||||
| 統合分野 | ||||
| 看護の統合と実践 | ■災害看護と国際看護 |
■多職種連携教育
■看護技術の統合 ■看護管理 |
||
| 臨地実習 | ■統合実習 | |||
- カリキュラムは一部変更となる場合があります。
- カリキュラムの詳しい内容は シラバスをご確認ください。